痩せ至上主義に注意!体重だけを気にする健康リスク

痩せすぎのリスク

最初にお伝えしたいのは、近年、若い女性に多く見られる「やせすぎ」の懸念だ。その人が「やせているか太っている」は単純に体重だけで判断してはいけない。体重が多くても身長が高ければ「太っている」とはいえない。肥満(やせ)の判断はBMI【※】を基準に考える。
『平成29年国民健康・栄養調査結果の概要』【※2】によると、日本人の「肥満」の割合は男性で約3割強、女性では2割強。逆に「やせ」の割合は男性が0・4割、女性は1割強。ところが年代別に見ると、20歳代(20~29歳)女性の「やせ」は2割強と女性平均の約2倍になる。
「やせ」というのは単に“スタイルがいい”ということではなく、健康に懸念が生ずるために(わざわざ)このような分類をしてある。ここからは筆者の推測にすぎないが、若い女性は「健康に懸念があるにもかかわらず(そのことを知らずに)美容上の理由で体重を制限している」のではなかろうか。
出典:https://wedge.ismedia.jp/articles/-/14941

体脂肪率が20%を切ると生理が止まってしまう可能性が高くなるほか、将来的に骨粗鬆症や筋力の低下などのリスクが増えます。また、妊娠、出産の際、低体重で赤ちゃんが生まれてしまう可能性が高くなり、その子は生活習慣病にかかりやすい……と子どもに影響が出ることが。なので痩せすぎは×。
出典:https://www.vivi.tv/post28841/

女性の「やせ」の問題が改善しない背景には、適切な体形についての認識不足や、「やせているほうがいい」という価値観の普及、氾濫した様々なダイエット法など種々の因子が影響を及ぼしていると考えられています。そして誤ったダイエットなどによる偏った食生活は、鉄欠乏など潜在的な栄養不良のリスクを高めます。
鉄欠乏やそれに伴う貧血は、だるい・疲れやすいといった自覚症状や発育障害などをもたらします。鉄欠乏を防ぐには鉄を豊富に含む赤身の肉や魚、ほうれん草などの緑葉野菜をしっかり食べ、その吸収を高めるビタミンCなどを含む果物なども組み合わせて、バランスの良い食生活を送ることが大切です。月経のある20~40歳代の女性では、鉄は1日に10.5mgとると不足のリスクが少なくなると考えられていますが、実際には多くの女性で不足していることが指摘されています。無理なダイエットや偏った食生活は、鉄以外にも健康を維持する上で大切な栄養素の不足を招きます。また「食べない」といった無理なダイエットを繰り返すと、エネルギーを体脂肪として蓄えやすい体質になります。
さらに「やせ願望」が深刻化すると、「神経性食欲不振症(拒食症)」や「過食症」を招く恐れがあります。いずれも摂食障害ですが、前者は太ることを恐れて食物を避けるために極端なやせを伴います。多くは思春期から青年期早期にかけて発症すると考えられています。後者は週に数回・数ヶ月間にわたる過食と、体重増加を防ぐための不適切な代償行動(嘔吐、下剤の使用など)の両方が存在し、拒食症よりは発症が遅い傾向があります。
出典:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-006.html

健康的に痩せるには

健康的な体を作るためには、ただ体重を落とすのではなく、筋肉量を増やしつつ体脂肪を減らしていくことが重要になります。そのためには適度な運動が欠かせません。
女性の場合、筋トレで筋肉量を増やすというと筋肉で腕や脚が太くなるイメージがあり、抵抗のある方もいらっしゃるでしょう。
実は、筋肉はそう簡単に太くなるものではありません。女性は、特にホルモンの関係で男性と比較して筋肉が増えにくいです。だからこそ、筋肉量が低下しないように筋トレを行う必要があります。
ヨガやピラティス、体幹トレーニングやスクワットなど、運動方法は何でも良いです。毎日続けられる運動をひとつでも見つけて1カ月は継続してみてください。
運動習慣がついてきたら、より運動の負荷を高めるために、負荷の高い筋トレにチャレンジしてみてください。3カ月もすれば体も健康的に引き締まり、効果を実感することでしょう。
また、ダイエットの目標を立てるときも、体重や痩せることに執着するのではなく除脂肪体重や見た目を重視することをおすすめします。
出典:https://www.so-net.ne.jp/training/column/diet/tore_00084_healthy-skeletal-muscle-ratio.html

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